よんちゅBlog

― このブログは自分用のメモや日々の問題などを共有するためのものです ―

20121005185841 お知らせ:  2013/07/17 ブログデザインをリニューアルしました。

MacBookProのkernel_taskがCPUを専有してしまう問題

前回までのあらすじ

前回トラックパッドを交換して意気揚々とMacを再起動
しかし新たな問題が発生!!

なぜかやたら処理が重くファンが常に高速回転するようになってしまった。
アクティビティモニタで見てみると"kernel_task"というプロセスのCPU使用率が200%近くになっていました。

いろいろ試してみた

調べてみると同じような現象が発生している方がいるみたいで、対処方法がいくつか見つかりました。
そこでまずは以下の方法を試してみました。

しかし結果は変わらず…

続いて
Apple Hardware Testを試してみることに
Intel-based Macs:Apple Hardware Test の使い方

すると以下のようなエラーが表示されました。
4SNS/1/C0000008:TAOP--124

このエラーのSNSというのはロジックボードに障害があるという意味らしいです。
さらに後ろの番号などから、温度センサに問題あるらしいとの話をAppleのサポートセンターの方に教えていただきました。

続いて
バッテリーを外して起動すると治ったという方がいたので自分も試してみました。
しかしこれも効果はありませんでした。

続いて
CoolBookというアプリを使ってCPUのクロックスピードや電圧を変更することで解決できるかもしれないとの情報を聞きつけ調べてみたが、OS X 10.7 Lion や Corei3/i5/i7のCPU はサポート外らしく使えませんでした。

続いて
セーフモードでの起動を試してみた。
Mac OS X:セーフモードで起動する
セーフモードで起動するとkernel_taskの暴走が収まることが判明、しかしなぜかファンの高速回転は収まりませんでした。

続いて
以下の有力情報を発見
“Fixing” kernel_task CPU Problems in MacOS Lion 10.7 | rdoxenham.com
ここの情報によると、特定のファイルを退避させることでkernel_taskの暴走が収まるとのこと
さっそく試してみることに

まずは自分のMacBookのモデルを特定

$ system_profiler -detailLevel mini | grep "Model Identifier:"
      Model Identifier: MacBookPro6,2

次に以下のディレクトリに移動

$ cd /System/Library/Extensions/IOPlatformPluginFamily.kext/Contents/PlugIns/ACPI_SMC_PlatformPlugin.kext/Contents/Resources

その中にあった以下のファイルを適当な場所に退避

$ sudo mv MacBookPro6_2.plist ~/

そして再起動
なんとこれで本当にkernel_taskの暴走が収まりました。
しかし、相変わらずファンの高速回転は収まらず…常時6000rpm…
動作は軽くなったもののファンの音がうるさくて仕方ない。

でもこれであとはファンとの回転さえ何とかすればと思い、FanControlsmcFanControlというソフトを用いて制御しようと試みました。
しかし結果は失敗
FanControlの設定を無視してファンは高速回転

その後、数時間調査や試行錯誤を繰り返すも改善の兆しは見えず…
もはやこれ以上自分ではどうしようもないと思い諦めました。

そして最後の手段、Appleのサポートセンターに問い合わせることに…

次回サポートセンター編に続く